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用意するもの


lionhead必要なアプリ他

1 自分のパソコン用のLaTeXポートとプリビューアーであるxdviをダウンロードしてきてインストールします。ウィンドウズであれば、TeX for Win32 (x86)dviout/dviprt、マックであれば MacpTeX(フリ−)とxdvixdvi(フリ−)。Mac OS Xなら pTeX packagesMxdvi。telnetでアクセスできるUNIX鯖があれば、そこに入ってるLaTeXも利用できます。

LaTeXのインストールは結構ムズくて、この時点で降参してしまう人も結構な数いるのではないかと思われます。UNIXからそのままポートしている為にインストール方法もUNIX式を踏襲しなければならないのかは知りませんが、とにかくここを見てもわかるように凄まじいことになっています。(^_^;) 私もキチンとMacpTexをインストールして動くようにするまでには、かなりの期間を要しました。というか、最終的にはもう半ばやけになって、根性で入れてやったんですが(苦笑)。

しかし、少なくともMacpTexに関してはそれも過去の話になってしまった(?)ようです。2002年2月現在の最新版ver. 2.1.11では、ここにあるような操作を行わなくても、解凍してちょちょいとやればもう即使えますver. 2.1.9からフォーマットファイルなどを自ら作成する必要が無くなったようです;インストールのRead Meページは何故かまだ更新されてませんが)。

2 次に、何らかのテキストエディタが要ります。プレーンテキストの編集ができればSimple TextでもNotepadでも何でも構いませんが、ウィンドウズであれば秀丸エディタ、マックであれば ミミカキエディットが高性能かつフリーでお勧めです。LaTeX文書作成支援のツールも充実しています。シェアウエアですが、 Jedit、texit TeXIEなどもあります。

3 英文&LaTeX文法チェッカーのExcaliburは、フリーで入手でき、たいへん重宝します。

4 手持ちのプリンターがPostScript対応でない(基本的に laser レーザープリンターではない)場合には、一度別の形式に変換しなければ印刷ができません(後述)。その場合は、適当な変換ソフトが必要になります。pdfに変換するにはAdobe Acrobat、GhostScript(フリー)ならMacGSなどを使います。Mac OS XのpTexの場合、dvi2pdfというユーティリティがフリーでついてきます。

5 他にも文献データベースをWYSIWYG形式で管理するアプリや、LaTeX文書をHTMLやRTFなどの形式に変換するコンバーターなど、色々便利なユーティリティが沢山ありますが、それらについては後のページで適宜紹介していきます。

6 LaTeXにいろいろな機能を拡張するパッケージ(後述)がctan.orgにたくさん置いてあります。Hypertext Help with LaTeXは、オンラインでアクセスできる、かなり使えるLaTeXのヘルプ文書です。また、分からないことがあれば、googleなどの検索エンジンで検索をかけると、いろんな解説サイトがヒットします。

7 日本語サイトでは、日本語TeX情報が便利です。掲示板もありますので、トラブったら質問投稿してみると良いでしょう。

8 入門書の類はいろいろ出てるようですが、検索エンジンでLaTeX解説サイト探して頑張って読む方が問題解決には早いのが常です。同じ事の説明を様々なサイトが解説しているので、1つ読んでみてイマイチ分からなければ他を当たってみましょう。当サイトも含め、どれも一長一短でしょうが、沢山読んで回ればそのうち何となく分かってくるはずです。また、同じ事柄に関して色々な観点から書かれた説明を読むのは、理解を深めるのにたいへん有用です。LaTeXに慣れてきて色々細かい設定もしたくなってきたら、一冊分厚いのがあると便利かも知れませんが、習いたての頃は必要ないと思われます。お金を出して本を買って、分かりにくいハズレ物だったりすると、がっかりしますが、サイトはフリーだし、1サイトが駄目でも他に無尽蔵のようにありますから。ただ、解説サイトは本のように手元に置いておくわけにはいきませんので、ノートを取る要領で有用な文法の説明などをテキストファイルにコピペ・整理して纏めていくと便利です。ある程度たまったら、自分でLaTeX入門サイトを書いてみたり。(^^; 毎日TeXで文章を書いているのでもない限り、一度覚えたコマンドも結構忘れてしまうものなので、備忘録として重宝します。

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