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脚注、尾注

小目次
  1. 脚注の挿入
  2. 尾注への変更

lionhead脚注の挿入

脚注を入れるには¥footnoteコマンドを使用します:

¥documentclass[12pt]{jarticle}

¥begin{document}

これは普通の文章です。これは普通の文章です。これは普通の文章です。これは普通の文章です。これは普通の文章です。これは普通の文章です。これは普通の文章です。これは普通の文章です。¥footnote{これが脚注に入る文章です。}

¥end{document}
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このように脚注にはそれぞれ番号がふられます。LaTeXにまかせて自動で番号を割り振るのではなく自ら行う場合には、オプションを使用します。「¥footnote[独自の脚注の番号]{脚注のテキスト}」とすれば、[…]括弧内に書いた数字が通常割り振られる脚注番号の変わりに表示されます。オプションで自ら番号を付ける場合、その脚注の番号は換算されません。例えば、ある文章に脚注を3つ付加し、1つめと3つめが普通の脚注、2つめのみがオプションで独自の数字を指定した場合、1つめと3つめが連番になります:

¥documentclass[12pt]{jarticle}

¥begin{document}

これは普通の文章です。これは普通の文章です。¥footnote{これが脚注に入る文章です。}これは普通の文章です。これは普通の文章です。これは普通の文章です。これは普通の文章です。¥footnote[50]{これが脚注に入る文章です。}これは普通の文章です。これは普通の文章です。¥footnote{これが脚注に入る文章です。}

¥end{document}
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脚注の番号を特定の番号Nから始めたい場合には、¥setcounter{footnote}{N - 1}コマンド番号を、Nの脚注の直前に入れます。これにより直前の脚注番号がNマイナス1に設定され、次の脚注の番号がNにセットされます。

脚注の番号の形式を変更したい場合には、¥renewcommand¥thefootnoteの定義を変更します:

コマンド 出力例
¥renewcommand¥thefootnote{¥arabic{footnote}} 1, 2, 3... (標準)
¥renewcommand¥thefootnote{¥alph{footnote}} a, b, c...
¥renewcommand¥thefootnote{¥roman{footnote}} i, ii, iii...
¥renewcommand¥thefootnote{¥arabic{footnote})} 1), 2), 3)... (数字に「)」を付加)


図や表の内部など「¥footnote」コマンドがうまく機能しない箇所においては、かわりに「¥footnotemark[脚注の番号]」を挿入し、脚注に入る文章は「¥footnotetext[脚注の番号]{脚注のテキスト}」で書きます。

¥documentclass[12pt]{jarticle}

¥begin{document}

¥footnote同様、optionを使用すれば脚注番号は換算されず、使用しなければ換算されます。

¥begin{center}
¥begin{tabular}{|c|c|c|}¥hline
名前 & 性別 & 学歴 ¥footnotemark[1] ¥¥ ¥hline
たけし & 男 & 高卒 ¥¥ ¥hline
ケメ子 & 女 & 大卒 ¥¥ ¥hline
¥end{tabular}
¥end{center}
¥footnotetext[1]{2002年度現在のもの。}
¥end{document}
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lionhead尾注への変更

脚注の変わりに尾注を使う場合には「endnotes」パッケージを使います。使用方法は、まずプリアンブルにおいて:

¥documentclass[12pt]{jarticle}

¥usepackage{endnotes}

¥let¥footnote=¥endnote

¥begin{document}



と書いて、endnotesパッケージを呼び出し、¥footnoteコマンドを全て¥endnoteに再定義します。そして、尾注ページを表示したい場所に

¥documentclass[12pt]{jarticle}

¥begin{document}

¥newpage
¥begingroup
¥parindent 0pt
¥parskip 2ex
¥def¥enotesize{¥normalsize}
¥theendnotes
¥endgroup

¥end{document}


と書けば尾注ページができます。外部に「….ent」ファイルを生成してから作成されるので、目次他同様コンパイルは最低2回おこなう必要があります。
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