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相互参照


lionhead相互参照

文書中の別の章などを参照させたい場合には相互参照コマンドが便利です。例えば第6章の文中で、既に述べた第3章を参照させたい場合、「…については第3章を参照のこと」と具体的な数字を入れて、まんま書いてしまったとします。そして後に、第1章と第2章の間に新たな章を追加することになり、以前の第3章が第4章になってしまったとします。そうなると、先に書いた「…については第3章を参照のこと」はズレてしまい、「…については第4章を参照のこと」と書き直さなければならなくなります。こうした箇所が沢山あれば修正も大変ですし、また文書作成途中では章の追加、削除も頻繁に行われるでしょうから、その都度修正するのはさらに面倒です。こうした問題を避けるために、相互参照コマンドがたいへん重宝します。

使い方は、(1)参照されるところに「¥label{key}」と記入し、(2)参照を行うところに「¥ref{key}」と記入します。 参考文献の「¥cite」&「¥bibitem」同様に、同じキーワード(key)を使った「¥label」と「¥ref」が呼応します。

¥documentclass[12pt]{jarticle}
¥begin{document}

¥section{序}¥label{sec:uhehe}
うへえうへえうへえうへえうへえうへえうへえうへえ。

¥section{がはについて}¥label{sec:nahaha}
がはははははっははははははっははははははっははは。

¥section{なななについて}
¥ref{sec:uhehe}章でも既に述べたように、 これは間違いです。また、¥ref{sec:nahaha}章で 示した反例はここでは適用されえません。

¥end{document}
641


¥ref{key}」コマンドが、同じキーワードを持つ「¥label{key}」が置かれている章の番号と入れ替わるわけです。数字だけですので、「第…章を参照のこと」などと書きたい場合には「第¥ref{key}章を参照のこと」と書かねばなりません。

¥ref{key}」の代わりに「¥pageref{key}」を使うと、章の番号のかわりにページ番号が表示されます。

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